先日作成した KVM にWindows XPの仮想化環境を作成しました。まあ、仮想マシンマネージャー
(virt-manager)を使用すれば、簡単にインストールできてしまうのですが。

この簡単に作られてしまう、完全仮想化環境ではなく、準仮想化の環境を作成してみよう!
というのが今回の趣旨です。

事前に準備するものがあります。

このサイトから、Windows VirtIO Drivers をダウンロードします。

今回は32ビットの Windows XP 用なので  virtio-win-1.1.16.vfd です。最新版では正常に動作しませんので、
必ずこのファイルを取得します。ちなみにここにあります。

これを KVM サーバーの、例えば /var/tmp の下などに置いておきます。

これで下準備はできました。

仮想マシンマネージャーでXPホストを新規作成しましょう。
こんな感じで XP を指定しました。

OSの種類とバージョン

最後にとても重要な設定があります。それは、以下の部分です。

インストールの前に設定をカスタマイズする

ここで、「インストールの前に設定をカスタマイズする(U)」のチェックを入れ忘れた場合、作業を
やり直すことになります。

仮想マシンの設定をカスタマイズする場所は以下の2つです。

  • Disk 1
  • NIC
Diskは以下のように、[Disk buus][IDE] から[virtio]に変更して、[適用(A)]をクリック。
Disk bus : virtio
NICのの方もデバイスモデルを「virtio」に変更して、[適用(A)]をクリック。
デバイスモデル: virtio
以上が終了したら、[ハードウェアを追加(D)]をクリックして、ストレージを追加します。そして、
準備したファイル virtio-win-1.1.16.vfd を指定します。
デバイスの種類は[Floppy disk]です。
これらを設定したら、[完了(F)]をクリック。
ストレージ(Floppy disk)の追加
以上の設定が完了したら、[インストールの開始]をクリックしてインストールを開始します。
インストールが始まったらコンソールをよく見て、キーボードの

[F 6] キー

を押す準備をしてください。

インストールが始まったら、[F 6] キーを押してください。
そして、先ほど設定した Flopplyに存在するドライバを読み込ませます。
[F 6] キーが間に合った場合、以下のような追加ドライバの画面が表示されます。

ここで、[s]キーを押して、"Red Hat VirtIO SCSI Disk Driver WinXP/32-bit"を読
み込ませます。

この読み込みに成功したら、XP はvirtio のディスクを使用できるようになりますので、
この仮想マシンの作成は成功します。
インストールに成功して、コンソールには無事に XP が起動しているのが表示されます。
しかし、何か忘れていませんか?

そう、ネットワークです。
イーサネットデバイスはインストール時にドライバーがインストールされないので、「その他の デバイス」になっているはずです。
まだフロッピードライブはマウントされたままのはずなので、デバイスドライバのインストール時のドライバ検索にフロッピードライブを指定すれば、正しいドライバがインストールされま
す。

ネットワークドライバのインストールが完了したら、仮想ディスクのソースパスを切断するか、
フロッピードライブを削除するようにしてください。
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